Number76 Jakarta

※2020年2月20日にNumber76 Jakartaは無事にオープン致しました！
引き続きスタイリスト募集中です。2020/03/27

表参道、マレーシア、シンガポール。3カ国に7店舗を持つNumber76。
新しいチャレンジとして、インドネシア・ジャカルタに2019年冬、4カ国目のオープンを目指します。

出店のテーマは二つ。

一つは、Number76の今までやってきたことがジャカルタでも受け入れられるのか。
そしてもう一つは、インドネシア人スタッフが “美容師は素敵な仕事だ” と思えるような環境が作れるか。

今回は、ジャカルタの新店舗オープンに伴い、新しい国で一緒にチャレンジしてくれる日本人スタイリストを募集します。

Number76は、他の多くの日系サロンと違い、ローカルスタッフを０からスタイリストに育てています。そのため、日本人のみならずローカルのお客様もとても多いサロンです。

また、全てのスタイリストは表参道と同じカリキュラムを経てスタイリストになるので、技術は表参道界隈の美容師と変わらないクオリティーです。むしろ、スタッフによってはそれ以上。

シンガポール/orchard gateway店です。

Number76の海外の店舗は各店舗、日本人1人もしくは2人体制なので、ローカルの美容室に勤めるといったほうが、イメージとしては近いかもしれません。

Number76を現地で知らない人はいないくらい有名なのですが、オーナーは日本人なのか？ローカルなのか？そして、誰なのかそれを知っている人はほとんどいません。
それくらいローカルスタッフが活躍しているサロンなんです。

新しくオープンするジャカルタの店舗も、スタッフのほとんどがローカルスタッフになります。

加えて、不慣れな土地での新規立ち上げは、プレッシャーもストレスもあることでしょう。とてもタフな仕事になるかもしれません。

今回の募集は、なんとなく「海外で働きたいなぁ」という動機ではなかなか難しいかもしれません。でも、だからこそ得られることもとても多いです。

ローカルスタッフと一緒に考えて感じて、苦楽を共にすることでしか得られない経験とつながり。ジャカルタでしか知り合えない外国のお客様。などなど。

Number76ジャカルタのオープニングスタッフとしてでしか得られなことは、たくさんあります。

マレーシア/tribeca店です。今回初めてでしたが、とても広くて驚きました。

海外で濃い経験をしたい美容師さんはぜひ読んでみてください。海外で独立したい方も一つのステップとしてオープニングスタッフに参加することはすごく勉強になると思います。

さて、インドネシアでの展開については、ちょうどジャカルタの視察から戻ったばかりのオーナーの浜口さんにシンガポールでお話しを伺いました。

まだ店舗物件の詳細はないため、写真はNumber76 各店舗を紹介していきます。

ーー単刀直入にお聞きしますが、なぜ今ジャカルタなんですか？

「インドネシア自体は、実はもうシンガポールに出店する前からぜひ進出したいと思っていたエリアだったんです」

進出を決めた理由はいくつかあります。

一つは、生活様式や言葉がマレーシアに似ていたから。

英語を使えるインドネシア人も多くいますし、今までのNumber76マレーシア、シンガポールでの経験が活かしやすいというのが理由の一つです。

美容師として頑張っていきたい人がいるんじゃないか？増やせるんじゃないか？というのも理由の一つ。

こちらも今回初めて訪問。マレーシアのMid Valley店です。

「なんか日本でいう田舎から上京して、夢を追うみたいな感じの人たちがジャカルタにはやっぱりすごく多い気がしたので、今までの視察の中でクアラルンプールのうちの現状に近いなっていうのはすごく思っていました」

クアラルンプールのローカルスタッフもそうみたいです。

ちょっと離れたところからクアラルンプールという都会に来て、ファッションに近い仕事や自分らしく働ける環境を探して、Number76にたどり着きました。

実は浜口さんも似ています。

高校にはほとんど行かず、長崎の建築現場で働いていた浜口さんは、長崎を出たいという理由だけでご兄弟の働いていた神戸の下町の美容室で働きます。

そして角刈り、ビーサンという出で立ちで、原宿の超有名サロンに文字通り飛び込み、今があります。

「ジャカルタでもインドネシア人スタッフがやっぱり美容師をやってよかったなって思えるような環境が作れるかどうか」

「そして、本当に今まで僕らがやってきたことが、ジャカルタでも受け入れてもらえるのか。それが僕らのチャレンジだと思っています」

有名YOUTUBERのシャーラさん。よく表参道店にいらっしゃいます。

でもやっていくことは今までと変わりません。特徴的なところは3つ。

一つ目は、インフルエンサーを使ったマーケティング。

Hair Salon 76 NALU（表参道店）によく来てくれるYOUTUBERのSharla（シャーラ）さんは成功例の一つです。

シャーラさんの影響力はとても大きく、彼女のYouTubeを見て来てくれたお客様は、かなりの数になります。しかも世界中から。

浜口さんはこのマーケティング手法が、インドネシアでもまだチャンスがあると考えています。2億人以上いるインドネシアでそれがハマった時は、本当にすごいことになりそうです。

二つ目は、他社がすぐには真似できないことのひとつ、ローカルスタッフの教育。ここも今まで通り。どこまでNumber76流に育てられるか。そこがポイントのようです。

その点は、Number76に共感し、参加してくれる経験豊富な日本人スタイリストと、ローカルスタッフとの間で、良い人間関係が作れるかどうかにもかかわってくると思います。

Paradigm Mall, Johor Bahru店/ジョホールバル唯一の日系美容室です。

三つ目は、18歳〜28歳くらいの若い層をターゲットにしていくことです。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ジャカルタはお金持ちも多いんです。
でも、Number76はその層を積極的に狙っていくわけではありません。

「僕らはそういう層よりも、大学生だったりOLだったり、お金はそんなに持ってないかもしれないけど、自分がやりたい髪型に対してイメージを持っているとか、やった髪型に対して自分なりの感想を持っていて、そしてそれを人に伝えたい人。そういう方がコアになるお客様です」

そこを3年、4年とずーーーーと、繰り返していくことで、それが一番大きな広告となり、イメージとなっていきます。そして5年〜10年かけてしっかりと内容を伴わせて顧客化していきます。

「そしてそこから先は、スタイリストもお客様も同じように年を取っていってますから、そのライフスタイルに合わせたスタイルの提案、あとはそういうお客様に寄り添うような仕事ができれば、10年、15年スパンで考えた時にブランドはこう安定していくんだろうなって思います」

クアラルンプールにお店を出して、2021年でちょうど10年目。
Number76のスタイリストは、97-8%は離職せず定着しています。

マレーシア/Publika店です。

でも、たくさんの経験と知識と技術を積んできた『10年選手』は、この先独立するかもしれません。

浜口さんはそういうスタッフのためにお店を出せるエリアを空けているそうです。
なので、クアラルンプールでもインドネシアでも、浜口さんはいろんなエリアに店舗を増やすことは考えていません。

「東南アジアの美容ってやっぱりまだまだ第一世代の後半みたいな。なんて言うんだろう…有名なオーナーサロンのオーナーさんがまだ現役で活躍されていような感じでそのお弟子さんやNo2なんかが活躍できていない」

「ローカルスタッフがスタイリストになった後、この先何するの？って言うところが、見せれてないのが現状だと思うんですよ」

だから、スタイリストになってすぐ独立してしまったり、上手くいかないローカルの美容師さんも少なくないとのことです。

オーナーの浜口さんと、シンガポールのローカルスタッフ。

でも、店長やマネージャーみたいにスタイリストになった後、“その先”のキャリアを見せること、経験させることで、もっと多くの選択肢を持って美容師を続けて欲しいと浜口さんは考えています。

ーーさて、ジャカルタ出店にあたり日本人スタッフに期待することは何でしょうか？

「技術やコミュニケーション能力など、お客様に対するアプローチももちろん大切ですが、やっぱり僕らもマレーシアで苦労した経験を踏まえると、ローカルの子と一緒に飯を食えるかどうかっていうのはありますね」

「飯を食えるっていう言い方はちょっとかっこつけた言い方だけど、同じ目線で仕事ができるか彼らの価値観を理解してあげられるかどうかっていうのは、僕らが求めるところですね」

それから、ローカルスタッフの対して親身に接してくれることも期待されています。

「例えば、アシスタントなりローカルのスタイリストを見て、『もう少しこうしたらいいのにな』とかっていう気持ちが自然に起こるかどうか」

逆にローカルには言っても伝わらないとか、そんな上から見ている感じだとかなり苦労すると教えてくれました。

マレーシア/Bangsar店です。ここはいまのところローカルスタッフのみ。

「自分の力を試そうとか勢いや気概も大切だけど、やっぱりお客様に合わせられる、スタッフに合わせれるその引き出しの広さ、多さとかそういう人を僕らは一番望みますし、そういう人が一番成功しやすいです」

そして、チームがないと絶対成功できないと言う浜口さん。

「僕らはやっぱりチームで戦っていくっていうか、チームでその感動を共有していくことに、このNumber76の源流というか…そこがやっぱり僕らの本質みたいなところなので」

だから「団体戦が得意な人」に来てもらいたい。
そして「気配りができる人」にも。

「例えばお客さんが終わって、さささっとバックルームに入る子よりは、フロアに立って周りを見渡してなんかできることが無いか確認してバックルームに入るような子」

「気配り目配りとかできる子がそういう子を育てられるし」

そういうところが、外国人が日本人に驚かれる『おもてなし』の本質だと思うと浜口さんは教えてくれました。それはマニュアルで決められることではなく、察することができる人。

前回取材をした引本さん。いまはPublika店です。お元気そうでなにより。

「高いレベルのサービスって美容に限らずどこでも受けられる。そういう気配りや気遣いが僕らの強みにならないと日系サロンと呼ばれないんじゃないかなってい思います」

ーー最後に、どんな人が今回の募集に向いているか聞いてみました。

「カラダとココロが強くて団体戦が得意な人かな…」

「それと、ローカルのスタッフと一緒にいろんなことを考えて感じてやっていくことによっていろんな経験ができるので、海外で店をやるっていうことを真剣に考えている人であれば、僕は勉強できることがここにはいっぱいあると思います」

浜口さんは、ローカルと日本人が切磋琢磨しているようなところに入らないと海外で活躍するための次のステップ、新しい勉強はできないと話していました。

紆余曲折ありながらも、表参道を含め、マレーシアやシンガポールで成功してきたNumber76。

インドネシア・ジャカルタでのチャレンジも簡単ではないと思いますが、ほとんがローカルスタッフという環境のなかで大きく成長したい美容師さんは、ぜひNumber76と一緒にチャレンジしてみてください。

Number76

社員数

①日本人スタイリスト：7名
②ローカルスタイリスト・アシスタント：125名

日本含め全社員：140名

平均年齢

＜参考＞
シンガポール：25歳
マレーシア：28歳

坪数

詳細決まり次第お伝えします。

セット面

通常のセット面：18面
ヒジャブのお客様用のプライベートスペース：1面

店舗数

9店舗

お客様年齢層

(参考)
①マレーシア
10〜20代：45%
30〜40代：40%
50代〜：15%

②シンガポール
10〜20代：45%
30〜40代：40%
50代〜：15%

お客様国籍比

(参考)
①マレーシア
マレーシア人・その他：80%
日本人：20%

②シンガポール
シンガポール人・その他：80%
日本人：20%

スタッフ国籍比

(参考)
シンガポール・マレーシア
日本人スタッフ：約5%
ローカルスタッフ：約95%

募集

スタイリスト

雇用形態

正社員

資格

美容師免許

語学力

インドネシア語もしくは英語ができる方優遇

勤務地

Suite 2, Ground Floor, Tower D, 18 Parc Place SCBD, Jl. Jendral Sudirman Kav. 52-53, RT.5/RW.3, Senayan, Kebayoran Baru, Kota Jakarta Selatan, Daerah Khusus Ibukota Jakarta 12190, Indonesia

勤務時間

09:00〜21:00(全日)
現在詳細準備中（1シフトでの営業を予定）
※週に一度、社内技術試験実施の際には試験監督をしていただきます。

給与

月給 15.7万円〜 47万円
－　給与は現地通貨（インドネシアルピア）で支給するため為替の変動があります。
－　上記の参考給与にはコミッションが含まれます。
－　皆勤の場合、手当が別途支給されます。

※詳細は面接の際にお話しますのでお気軽にお問い合わせください。
※新店オープンのため、一部内容に変更が生じる場合があります。

＜試用期間あり＞ 1ヶ月〜3ヶ月 / 給与変動なし

昇給

有り／年次昇給

賞与

無し

交通費

支給あり

福利厚生

○交通費支給 or 送迎有り
○労災保険
○家賃補助
○語学サポート
○年次昇給あり
○就労ビザ取得にかかる費用の負担
○社員旅行（過去実績：東京、大阪、北海道、バリ島）
○各種セミナーへの参加のチャンスあり（国内外）

※その他、ジャカルタ店勤務で必要な制度は随時追加予定です。
※海外ですぐに生活を始められるよう、万全のサポート環境をご用意しています。

各種手当

○皆勤手当
○技術講師手当
○インセンティブ

休日

年間108日（病気、怪我などによる休暇を含まない）
※在籍の日本人スタッフも毎年休みをアレンジして帰郷できる環境です。

夏期休暇

有り／最長2週間まで

冬期休暇