昨年の実績のひとつをご紹介します。
わかりやすく私たちがテコ入れする前の年(19年度)と比較してみます。
【クライアント】
都心に2店舗経営、スタッフ数は約20名
【アウトソーシング導入の背景】
・新店舗オープンなどもありスタッフを増やす必要あり
・ただし採用担当のスタッフや、プレスのスタッフもいない
・採用に割く時間もノウハウもない
→採用アウトソーシングを導入
【行なったことと期間】
・求人票の作成送付(全国の美容学校へ)→19年4月〜5月中
・学校訪問(東京、神奈川の美容学校)→19年4月下旬〜6月
・その他コンサルティング→20年3月末まで
【結果】
19年度:2〜3人採用予定→結果、採用0
20年度:2〜3人採用予定→結果、採用5人(都内4名、東北1名)
今回一番効果を感じたのは学校訪問でした。
訪問後、しっかりフォローもすることで先生との関係構築ができました。
ある学校ではスタッフの一覧を見て…
先生:「え!?佐藤(仮名)っていま御社にいるんですか?」
弊社スタッフ:「はい!うち(クライアント名)で元気に働いていますよ!」
先生:「転職先1社目まではどこの美容室に行ったか知っていたんですが、その先がわからなくて気になってたんですよ!」
そんなところから一気に先生との距離が縮み、その学校から1名採用できました。
もちろん、どの美容室もオーナーご自身の卒業校やスタッフの卒業校には狙いを定めて訪問することが多いです。ですので、卒業校だからと言って決して採用に有利に進むとは限りません。
また今回採用はうまくいきましたが、必ずこのような結果が出るとも限りません。
繰り返しになりますが、『採用は水物』ですのでいかに採用の可能性をあげられるかということに尽きます。
【コロナの採用への影響】
最後になりますが、今年はコロナの影響で例年に比べ、美容室は採用を抑えてくると思います。同時に一見安定していそうな大きな美容室や、福利厚生が充実しているように見える美容室を選ぶ傾向は必ず出てきます。そのため、採用が楽というとそういうわけにもならないと思います。
だからと言って指をくわえて見ているわけにはいかないので、より一層の採用への注力が必要になります。
これからコロナで集客できなかった分、集客へ力を入れることがメインになってくると思いますので、採用についてはアウトソーシングも視野に入れてみてください。