SOZO HAIR DESIGN

日本から約4時間で行ける海外、香港。
今回は香港にあるSOZO HAIR DESIGNさんをご紹介します。

SOZOさんの特徴の一つは、国際色がとても豊かなところ。
今まで見てきたサロンの中で、スタッフの国籍がこれほど多いサロンは初めてです。

日本、香港、イギリス、ネパール、インドネシア、パキスタン国籍のスタッフが働いています。

そのため使う言語も英語。
スタッフ間の会話、お客様との会話もほぼ英語です。

香港にいながら使う言語は英語なので、英語を学びたい方には得られることが多くあります。

また半分弱が欧米のお客様なので、欧米系スタイルの技術の幅を広げたい方にも向いていると思います。

SOZOさんではそんな環境で働いてみたいスタイリストを募集しています。

さて、SOZOさんのある場所は、地下鉄『Central』という駅から歩いて5分程のところ。駅周辺は東京で言うと六本木のようなとても活気のある街です。

Central駅前の交差点。夜は飲み屋さんもたくさんあり賑わっています。

駅を出て香港らしい急な坂道を登るとSOZOさんが見えてきます。

SOZOさんのある香港島は坂が多く、山の上にも大きなマンションが建っていたりびっくりします。

建物の入り口からは想像できないくらいサロン内は広く明るく、暖かく落ち着いた雰囲気。

サロンに入ると香港人スタイリストのErinさんが英語で話しかけてくれました。

でも僕が英語が苦手とわかると、一生懸命スマホで日本語に翻訳して、コミュニケーションを取ろうとしてくます。

左がErinさん。サロンに入るとすぐに笑顔で話しかけてきてれました。右がKurumiさん。

ーースタイリストのKurumiさん。

「私の時もスタッフは最初からフレンドリーで、こんな感じでしたね(笑)」

そう教えてくれたのは1年前に就職したKurumiさん。

約7割が外国人とは言え、SOZOさんは日系サロン。

そこで働く外国籍スタッフの皆さんは、日本人とのコミュニケーションにも慣れているそうです。

「だから今より英語ができなかった1年前でもスタッフとのコミュニケーションはとれていたと思います。でもみんな元々、根がほんとに優しいんです…」

そんなお話をしてくれたKurumiさんは埼玉県出身の37歳。
埼玉県理容美容専門学校を卒業後、県内の美容室に就職します。
そこでスタイリストになりますが、30歳の頃から2年間美容師を離れます。

Kurumiさん。元々ハサミノサキを読んでくださりSOZOさんとつないでくれました。

Kurumさんは元々イギリスへインターンに行ったり、外国人の友達をつくったり、モデルをやらせてもらったり…英語力を伸ばすために自分なりに努力はしていたそうです。

でもそれだけでは足りないと考え、思い切って美容師を休み、英語を使う会社を探して、そこに派遣社員として就職。

2年後、美容師に戻り数年勤務したあと、香港に渡ります。

ちなみにSOZOさんを知ったきっかけは、オーナーのYokoさんのインスタとのこと。
オーナーのお人柄も垣間見れるので、良かったらぜひ見てみてください。

Yoko Lane

ーー香港に来てからの英語のお話しと、優しいスタッフ。

さて、Kurumiさんの英語力ですが、そこまで勉強すると日常生活に支障はなかったようです。

でもビジネスとなると話は別。

サロンは木が多く使われているせいか暖かい雰囲気でした。

「入社前にはイギリスである程度学んでいたのでそれを復習したりとか、YouTubeみたりしてからここに臨みました」

「あとは入社の数ヶ月前からYokoさんが仕事で使う用語のリスト送ってくれたりとか、Yokoさんも手厚くフォローしてくれました。外国人同士の接客の仕方の動画とか、いっぱいリンクも送ってくれて」

ちなみにYokoさんのサポートはそれだけではなく、香港に慣れないKurumiさんを1ヶ月も家に住まわせてくれたこともあったようです。

そういう周りのサポートやご自身の努力もあり、今ではYokoさんが心配しなくてもいいくらい英語力も伸びました。

「ここにきた時はスタッフ間の会話でもつまづくこともあったんですけど、当時いた日本人スタイリストさんもすっごいヘルプしてくれて」

「色々と全部教えてくれたんですよね。カラー剤のこととかお会計のこととか全部教えてくれて。だから私がいまこうしていられるのもその方のおかげでもあります」

アシスタントのスタッフ。写真撮ってー!とみなさんフレンドリーでした。

みなさん優しいんですね。

「優しいです!今日来てないもう1人のアシスタントのネパール人もいるんですけど、そのスタッフももう最高なんですよ…。会わせわせたかったです!」

ーー香港に住むことのデメリット?

とにかく香港で暮らすことが、SOZOで働くことが楽しいと話すKurumiさん。

香港でSOZOに入社したのは大正解で大満足。
食事もプライベートも、お給料の不満もないそうです。

あえて言えば、香港は部屋の狭さの割に家賃が高いところ。
Kurumiさんのお部屋は6畳くらいのスペースに月13~14万円くらいだそうです。

それでもKurumiさんにとっては、それが今では居心地が良い。

「今は慣れてめちゃくちゃ心地いいんです。もう3歩あるくだけで全部手が届くみたいな(笑)」

ちなみに香港の物価は高いですがその分お給料も高く、SOZOに入社して1年目でも東京の2〜3倍のお給料になる可能性は十分にあるので、プライベートでお金を使っても、貯金はたくさんできるそうです。

もちろん個人のお金の使い方にもよりますが、月に17万円以上貯金することも普通に可能な金額とのこと。

イギリス人スタイリストのSophieさん。お客様がひっきりなしに来ていました。

仕事もプライベートもとても楽しいと言うKurumiさん。

インタビューの翌日は、友達と海にウェイクボードをやりにいくと教えてくれました。
それ以外にも、ボディビルの大会に出たり、犬の保護活動のボランティアをしたり、カンフーを習ったり。とても充実しているそうです。

最後にこのお店に入ったことで何が一番良かったか聞いてみました。

ーーSOZOに入って一番良かったこと。

「英語がめちゃくちゃ伸びることです。それこそ朝からスタッフ同士で、good morningからsee you laterまで。ずっと英語漬けになれるんで英語脳がすごい鍛えらます」

「今までやってこなかったようなスタイルを求められるのでそれも勉強にもなりますが、一番はやっぱり英語環境かな。私が望んでたのは一番は英語環境なので。そこですね」

いまは仕事もプライベートも、毎日がとても楽しいと話すKurumiさんですが、そこに至るまではたくさん努力して、たくさん助けてもらったそうです。

「だから新しい方が来たら、自分もその人を助けたいし、助けてあげられます」

めちゃくちゃ明るくて元気なKurumiさん。アクティブでお人柄も素敵です。

「でも努力は絶対必要です。努力できないと厳しい環境だと思います。それはどこに行っても英語を使う環境だったらそうですけど、根性があるならきっとできると思います!」

元気で明るいKurumiさんらしく、そう教えてくれました。

ーーSOZOのオーナーYokoさんのお話し。

次にオーナーのYokoさんのご紹介です。

Yokoさんは、東京都府中市出身。
国際文化理容美容専門学校(国分寺校)を卒業後、都内の美容室に就職。

25歳の時にワーホリでオーストラリアに渡り、オーストラリア人の今の旦那様と出会います。そして、旦那様の仕事の関係で香港に。

来た当初はサロンの近くにある、誰もが知る有名なインターナショナルサロンに就職します。

でもそこは自分には合わなかったとのこと。

「そこではカットとケミカルで分かれてたんです」 

英語でカウンセリングをしてるYokoさん。英語でのコミュニケーションも完璧です。

「日本では両方やっていたし、パーマとかを2人でやるの?みたいな。私のお客様は私とのコミュニケーションの上で、こうしたいっていうのがあって、やっぱり他の人にいじってもらうっていうのは…」

もちろん施術方法に正解・不正解はないという前提でお話されていましたが、どうやらYokoさんには合わなかったようです。

そしてサロンの雰囲気や文化も。

「やっぱりそこを辞めたのも、みんながみんな『この人自分のお客様じゃないし』という感じで…。自分としては『いやフォローアップしようよ、あのお客様ハッピーじゃないよ』って思ってました。もうちょっとみんなで、来店しれくれるお客様のケアをしたいなって」

「やっぱり助け合いというんでしょうか。『私も助けるから、助けてね』という感じで働かないと、やっぱり上手くはいかないですよね」

オーナーのYokoさんにそういう考えもあって、スタッフがお互いを助け合うという文化になっているのかもしれません。

丸い鏡も素敵でした。

そして自分に合わないと感じたサロンを4年で辞め、独立をします。
独立してすでに10年。香港に住み始めてからは14年半。

そんな長く香港にいるYokoさんに、香港の良いところを聞いてみました。

ーー香港14年在住のYokoさんから見た香港の良いところ。

「香港の良いところの一つは、便利さですかね」

「お店も夜遅くまでやってるし、さくっとタクシー乗って海にも山にも行けます」

「友達とごはん食べに行こうって言っても、大体行くお店はサロンのあるCentral付近だし、家もCauseway Bay(日本人多く住んでいるエリア)なんで、大体ここら辺なんです」

「でもそんな狭い範囲でもいっぱいチョイスもあるし、どこ行くー?じゃ20分後ね!みたいな感じです(笑)。ささっと行けて何でもあるのが便利ですね」

僕もサロンからバスで30分ほどのRepulse Bayというビーチに行ってみました。
そこのビーチもすごく綺麗。カフェやレストランも並んでいておしゃれ。

ローカルの方が多く行くビーチです。ゴミもなくとても綺麗なビーチでした。

またそれとは逆方面に30-40分ほど車で行くと、沖縄並みに海が綺麗なビーチもあるそうです。そして海だけではなく山もたくさん。

あまりイメージがないかもしれませんが、香港は自然が豊富。
しかも銀座や六本木や渋谷のような大都会から、30-40分ほどで行けてしまいます。

他には?

「他にはスポーツが本気でできるところですかね」

「バックオフィスのShunsukeは、あるフットボールクラブのトップチームに所属していてそこは香港のプロリーグに入ってるんですよ」

そして、Yokoさんも同じサッカークラブの女性部門でプレーをしています。

試合ではロッカールームに自分のユニフォームが用意され、会場まではバスで移動。プロのフォトグラファーが同行して撮影もします。まるでプロサッカー選手です。

そんなYokoさんは元々高校でハンドボールをしており、その見た目からは想像できませんが、バリバリの体育会系。香港ではドッチボールの香港代表にも選ばれていたそうです。

Erinさんさん含め、スタッフの方はみな英語ができます。コミュニケーションは基本英語です。

ーー香港ならではの異性との出会い。

それから女性にとっては良い出会いもあるそうです(笑)

「香港人もそうだし、ここにいる外国人もアジア人が好きで来ている人も多いからモテモテですよ(笑)」

しかもエリートが多い。
『お金持ちがたくさんいそうですね』と話すと…

「そうそう!言えるのであれば、これもほんと言って欲しいくらいです。香港では”良いの”捕まえられるよって(笑)。やっぱりエリートが集まっているところですね」

そして、それは男性も例外ではありません。日本人が好きな香港人女性も少なくないようです。

Yokoさんにサロンの強みも聞いてみました。

ーーSOZOの強み。他の日系サロンとの違い。

香港には日系サロンが5サロンほどあります。

レセプションのスタッフさん(パキスタンの方)です。香港は分業制で掃除も毎日業者が行います。

「うちがちょっと違うのは、英語でコミュニケーションが取れるところ。たぶん他のサロンの方々はうちほど英語ができないと思います」

「完全日本語でやっているか、日本語とちょっと広東語ですね。ていうのもやっぱりお客様もローカル香港人が多くて、広東語かちょっと日本語ができる人とか。あんまり英語はないと思います」

「だから英語ができるSOZOは、その点で少し特別ではあるかなと思います」

いま3人の子育てをしているママでもあるYokoさんに、今後の目標なども聞いてみました。

ーーSOZOのこれからの展開。

「うーん…正直私も子沢山で手一杯な状態なんですけど、例えば次来るスタッフがあと5年後に僕の店を持ちたいみたいな人がいれば、じゃあ出そうか!みたいなこともできるかもしれません」

他にYokoさんは、日本のサロンと提携して日本に出店したり、日本の様々なプロダクトを香港に持ち込んだりなど、いろんなビジネスを視野に入れています。

スタイリストのBillyさん。カメラを向けるとポーズをとるお茶目な方でした(笑)

「そのためにShunsukeもいて、ビザ申請などの実務的な仕事から、調査やマーケティングなども任せられます。だから将来は色んなことできるかなと思っています」

こう言っては失礼かもしれませんが、Yokoさんは一見サバサバしているように見えます(笑)

でも実際はとても面倒見の良い方です。やる気さえあれば英語も技術もたくさん教えてくれると思います。Kurumiさんもいま外国人のカラーをYokoさんから教えてもらっているようです。

くどいようですが、サロンの人間関係も良さそう。
Yokoさんもサロンスタッフのことをこんな風に言っています。

「みんなフレンドリーな性格。日本人大好きだから、新人が日本から来るとみんなにかわいがってもらってる。だいじょうぶー?って」

お話ししてもとても楽しい方でした。一緒に食事させてもらって時もたくさん笑わせてもらいました。

いろんな人に会えるのも刺激的な香港。

最近では、NHKで英会話の先生をやっていた方、イギリスの元首相の奥様、アイドルの『嵐』と付き合っていた欧米の方など、いろんな方がお客様として来てくれたそうです。

良いところばかりのSOZOさんですが、やはり英語がある程度できないと厳しい環境だと思います。

それでも英語力の伸ばしたい方、身につけた英語を活かしたい方、香港での生活を楽しみたい方はぜひご連絡ください。

また英語に自信のない方も努力次第だと思います。ぜひチャレンジしてみてください。

SOZO HAIR DESIGN
社員数

①日本国籍スタッフ:スタイリスト2名
         :バックオフィス1名
②外国籍スタッフ:スタイリスト3名
        :アシスタント2名
        :レセプション2名
合計:10名

平均年齢

30歳

坪数

200坪

セット面

12面

店舗数

1店舗

お客様年齢層

10〜20代:40%
30〜40代:40%
50代〜:20%

お客様国籍比

アジア系:60%
欧米系:40%

スタッフ国籍比

日本国籍スタッフ:約30%
外国籍スタッフ:約70%

募集

スタイリスト

雇用形態

正社員

資格

美容師免許

語学力

必須ではないが、基礎的な英語力あると尚良し

勤務地

34 Wyndham Street, Central, Hong Kong
Suite A & B, 2/F, Worldwide Commercial Building

勤務時間

月〜水、金:午前10時〜午後8時
木:午前10時〜午後9時
土:午前9時30分〜午後7時
日:定休日

給与

完全歩合制 約36万円〜約120万円
(※1香港ドル18円で計算)

→完全歩合制ですが、給与は最低でも約36万円前後を見込んでいます。
→英語が通じる日系美容院ということで日本人スタイリストの指名は多いです。

・施術料の40%バック
・家賃補助(約10万円)
・チップ(5,000円〜30,000円ほど)

税引き後の手取り額例
36万円の場合:35万円

昇給

なし/完全歩合制

賞与

なし/完全歩合制

交通費

なし
※日本人の多く住むCAUSEWAY BAYからはバスで片道100円ほどです。

福利厚生

・MPF(香港の積立年金)
・住宅探しのサポート
・ビザ取得サポート
・ビザ取得にかかる費用の負担

各種手当

役職手当

休日

・週休2日制(シフト制)
・有休初年度10日に加えて年12日の祝日休み
・帰省などでの長期休暇可能

夏期休暇

有り/要相談

冬期休暇

有り/要相談

その他待遇

有給休暇あり、就労ビザの費用負担

就職祝い金

20,000円

選考プロセス

下記「問い合わせ・応募」ボタンより応募→
書類選考→面接→採用

※ご質問などは下記応募フォームよりお気軽にお問い合わせください。

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