ハサミノサキ

美容師のための求人サイト『ハサミノサキ』は、魅力あるサロンの「ありのまま」を伝えていきます。

求人情報

ハサミノサキfacebook

インドネシアの美容産業を変える。

『ONE PIECE』-Jakarta・Indonesia-

今回はインドネシア・ジャカルタで最古参であり、最大の日系サロン、200店舗の展開を目標とする『one piece』さんのご紹介です。

空港からタクシーで向かったのはone pieceの本店のあるLIPPO MALL Kemang(リッポモール クマン)。インドネシアで60店舗以上展開している大型の高級ショッピングモールのひとつです。

海外の日系美容室が入っている高級ショッピングモール

セキュリティーチェックを受けモールに入ると、まず目につくのがモールの大きさとおしゃれさ。驚きつつも、スタバや無印と言ったなじみのあるお店があることに少し安心します。

「このモールに美容室を入れるのも結構難しいんですよ。投資金額もそうですが、10時-22時でお店を開けること、それからオープンセブンデイズと言って定休日を設けてはいけないので、それなりにスタッフがいないと運営できないんです」

そう教えてくれたのはone piece 代表のヒサトさんです。

海外で活躍する美容師

ヒサトさんは神奈川県葉山町の出身。
鎌倉早見美容芸術専門学校を卒業後、地元の美容室に就職します。
そこの美容室で学んだことも多かったが、将来に対する不安もあったそうです。
美容師をしている母親の提案もあり、海外で働いてみることに。

最初に行ったのはオーストラリア・シドニー。
その後、一旦日本に戻ったもののシンガポールに渡り、そこで出会ったインドネシア人のお客様をパートナーにジャカルタで出店します。

スタートは日本人スタイリスト3人、アシスタント約10人。
それがいまや従業員が約100人。オフィススタッフだけでも10人以上のインドネシア人がいます。

海外の日系美容室で働くローカルスタッフ
one pieceのマーケティングを担当するローカルスタッフの1人。

「美容産業の底上げと、ローカルスタッフの雇用と育成。これが僕のメインコンセプトです」

そう話すヒサトさんは、最初から大型店を作ろうとしていたそうです。

「雇用をたくさん生むためには大型店を作る必要があります。そして、ラグジュアリーに一対一でお客様を施術するより、たくさんのお客様を施術するほうが技術が身に付きます。もちろん一つ一つ技術の向上を念頭に置いて、丁寧に施術することが前提です」

取材当日はレバランと呼ばれるムスリムのお正月明けのためお店は空いていたそうですが、それでも広い店内にはひっきりなしにお客様がいらっしゃいます。

インドネシア・ジャカルタの美容室
お客様の多さもone pieceの強みです。

「インドネシアでは美容学校もなければ、美容師免許もないんです。じゃあお客様は何を基準にお店を選べばいいか?実際にカットしてもらうしかなかったんですよ」

そうするとお金を持っている人は、自然と日本人美容師に流れ、口コミでそれが広がる。
結果としてローカルスタッフにお客様がつかず育っていかない。

「だからうちは、ローカルが日本人をカットしても、お客様に満足頂けるレベルまで持っていきます。そのために独自のカリキュラム、試験制度を設けて、それをパスした子たちだけがスタイリストになっているんです。そうやってone pieceブランドを確立してきました」

インドネシア人の美容師
ローカルのスタイリストさん。

one pieceはローカルスタッフの中途採用をしていません。
別のお店でスタイリストとして働いていても、シャンプーマンからスタート。
試験にパスするまではお客様のカットは絶対にさせないそうです。

「ゼロから叩き上げていくことをずーーーと、7年間やってきました。そしたら今やローカルのスタッフでもお客様がつくようになって、one pieceによりお客様が入ってくれるようになりました」

今ではローカルスタッフが店長を務めるなど、日本人・インドネシア人に関わらず役割を与え、責任を持たせ、会社を運営しています。

インドネシア人の女性スタイリスト
ローカルの女性スタイリストさん。多くのお客様を施術していました。

「分担して役割を与えることで学んでいきます。マネジメントなどの仕事も学んでもらい、将来的に美容師としてハサミを置いたとしても生きていけるポストがある。そういう状況にしていきたいんです」

one pieceは企業からの依頼で様々なコラボレーションも積極的に行っています。
例えば、美容メーカー主催の講習会やヘアショー、また今では家電メーカーのドライヤーを全店舗で導入し、ブランドアンバサダーにもなっています。両社とも超有名企業です。

海外での美容セミナー

こういった仕事も、今まで積み重ねて来た結果があるから。
そして信用があるからこそです。

また、美容師としてチャリティー活動もやっているそうです。

「これは社会貢献というのもあるけど、僕の趣味みたいなもので(笑)」

孤児院や、小児がん病棟、老人ホームなど、電気のないところもあれば、屋根すらないところもある。

美容師として行うボランティア活動

それでも、心底誰かのために何かをすることが好きなヒサトさんは、決して楽ではないこういった活動も、楽しいと話してくれました。

「最初は自分1人で行っていたんですが、ヒサトさんが行くなら私もというふうに、今ではスタイリストデビューするローカルスタッフたちも自主的に来てくれるよう感じですね」

ヒサトさんはどんな方に来てほしいですか?

「人のためになることが好きな人は、ぼくと合うかもしれません。それとインドネシアでチャンスをもぎ取りたいっていう野心むき出しな方も、意外とぼくと一緒に仕事できるかもしれませんね」

海外に転職した日本人美容師
入社間もない日本人スタイリストさんと、ローカルアシスタントさん。

「あと石橋を叩いて歩いてくような感じの人より、臨機応変に自分の将来を描ける人がいいですね」

「雇用形態とか福利厚生とか、気にされる方って多いじゃないですか。特に日本の美容業界は守られたい人たちが多いと思うんです」

「でも石橋を叩いて…ではないですけど、守りに入ってしまうと、自分のできることが増えていかないですよね。そうするとお給料もチャンスも増えないし、大きなことなんてできないですよ」

海外で独立した日本人美容師

何もできない状態から慎重になりすぎると、チャレンジもせず、狭い世界で生きることになり、結果として損をする。若い頃から何でもできる人なんていない。

石橋だろうが木橋だろうが意に介さない。そんな度胸のある?方がいました。
オープンから一緒に働いているユウタさんです。

ユウタさんは真野美容専門学校を卒業後、都内で数店舗勤務。
共通の知人がユウタさんをヒサトさんに紹介し、one pieceに参加します。

そして、ジャカルタで働いてもう7年。
現在34歳のユウタさんは、スタイリストとしてお客様を施術しながら、3店舗の統括マネージャーをやっています。

海外の美容室へ転職した日本人美容師

統括マネージャーとして大きな額を管理するやりがいもさることながら、美容師としても毎回要望が違うお客様の施術にやりがいを感じているという。

「この人これ絶対似合うと思って提案すれば、『いいわよ。任せるわ』みたいな。ブリーチしたり、パーマかけたり、自分の思い通りにやって喜んでくれる。ものすごいやりがいありますね」

日々仕事にやりがいを持って取り組んでいるユウタさん。
現在はご家族のほか、メイド2人、運転者1人と日本では考えられないような生活しています。

給与のベーシックな額は小さいが、コミッションが加算されるとかなり大きくなるとユウタさん。また会社では日本人スタッフに対して送迎をする専属ドライバーもいるとのこと。

海外の日系美容室の内装

他にone pieceの強みは?

「お客様の数ですかね。それとヒサトの考え的に、ただカットする美容師は終わりますよっていうのがモットーであるので、マネージメントやエデュケーションの方もやらせます」

「要は、営業以外の強みを何か持たせるっていうのも強みですね」

ローカルスタッフについても聞いてみました。

「ローカルスタッフはマイペースの子が多いですね。仕事中に座って携帯いじったりとか(笑)」

「でもね、ものすごく人間味にあふれていて、困っている人を絶対に助けたいという人種。人それぞれではなく、これはもうそういう人種ですね」

海外の美容師

こんなエピソードがありました。
入社して1週間のスタッフがバイクで事故、怪我をしたそうです。
まだ入社して間もなくお金のないスタッフに対して、みんなでカンパしてお金を渡したそう。

「こういう人間味あふれるところは好きですけどね。そういう仲間意識はおれすごくいいと思うんです。道でちょっと倒れた人がいたら絶対素通りせず、みんな集まってきますからね」

ヒサトさんと1番長いユウタさん。
ヒサトさんがどんな方か聞いてみました。

「猪突猛進ですかね。まっすぐバーン!みたいな。前にガーン進んで後ろを見たら、あれ?ってなって戻って来るタイプです(笑)。なんていうんだろうな…、おれは絶対前に進みたい、絶対に後にはひかねーぞみたいなタイプですね」

海外で活躍する日本人美容師

そんなヒサトさんですが、腰は低く、物腰は柔らかい。
スタッフに対しては敬語で話します。
この7年間で怒ってるのは1回しかみたことないそうです。

そう教えてくれたのは女性スタイリストのミユキさん。

ヒサトさんもユウタさんも金髪で、見た感じはどちらかと言うと少しいかつめ。
僕はそういう美容師さんが多いのかなと思っていました(笑)

「そうですよね、少し奇抜ですもんね。威圧感も(笑)私みたいな普通もいますよ。普通も(笑)」

海外に転職した日本人女性スタイリスト

お二人とは正反対で、ふんわりと柔らかい雰囲気を持つミユキさんは福岡県のご出身。
大村美容ファッション専門学校を卒業後、県内の美容室をいくつか勤務します。
その後海外で美容師をしたいという気持ちからジャカルタに渡ります。

「最初は雰囲気だけでヨーロッパにすごく憧れていたんです。でも英語が全然できなくて…。で、妥協してどんどん東南アジアになったんです」

当時は『妥協』だと思っていたミユキさんも、ヒサトさんに出会い、熱い気持ちや信念に惹かれて入社します。

ミユキさんは入社してから、もう6年近くになるそうです。

ジャカルタの日本人美容室

6年近くも働いているということは仕事も生活も充実していたということでしょうか?

「あ、えーと…楽しいことばっかりじゃなかったですけど、結局楽しかったんでしょうね」

楽しくなかったことというのは?

「やっぱり環境の違いだったり、文化の違いだったり。自分の弱さが目立つんですよ。でもそれで自分の足りないところ、弱いところを知ることができたかな」

現在では、インドネシア語はもちろんのこと、英語も話せるミユキさんも、最初は言葉にも苦労されたそうです。

「困りましたね。最初はやっぱり…。通訳の子もいたんですが、通訳の子は美容師ではないので、どうしてもミスコミュニケーションが起きてしまうんです」

ジャカルタの日系美容室

さらに、通訳がいると語学の上達が遅い。
そのため、one pieceではあえて通訳をつけず、背水の陣で語学の上達を促します。
そうすることで、みんな驚くほど語学は上達していったそうです。

そんなミユキさんですが、8月で一旦退社します。
というのも、ジャカルタで出会った日本人と結婚し、現在妊娠中、出産に備え帰国するそうです。

とは言え、こっちで出産される日本人も増えています。
ミユキさんも余程大きな病気ではない限り、ローカルの病院に通うそう。

また人件費が安いため、ベビーシッターを頼む人が多く、働く女性はむしろ日本よりこちらのほうが働きやすいとミユキさんは教えてくれました。

ドラえもん
女の子がドラえもんを読んでいました。

「それと会社のサポートも大きいと思います。例えば家賃の補助もそうですし、結構ビザが取りにくいと言われている美容師でもしっかりと取得できて、何の不安もなく仕事ができています」

結果として、ヨーロッパでなくてもよかったんですね。

「そう!全然よかったなって思います。英語を勉強したい方でも全然勉強できるし、女性目線で言えば、セレブ生活をしようと思ったらできますし、結婚しようと思ったらできました(笑)働くママさんも働きやすい環境が作れると思います」

ミユキさんは、海外に出たいけど悩んでいる美容師さんに対して、背中を押す活動もしていきたいと考えていえるそうです。

海外に転職した日本人スタイリスト
ミユキさんの妊娠を自分のことのように喜んでいたローカルのお客様。

「例えばジャカルタツアーだったりとか何でもいいと思うんですけど、どんなところか感じてもらうだけでも全然違うかなって。どんなところか全くわからないと思うんです。でも実際はすごく働きやすかったり、英語も学べたり。選択肢に入れないのがもったいなくて」

one pieceは年内に2店舗、そして今年8月には鹿児島にも出店を予定してます。

「鹿児島はうちの元スタッフが開業したいと言ってたんです。その子が活躍できる場所が作れるんだったら、それはぼくのやりたいことの一つだし、それにお金を使うのは別にいいと思ってます

ヒサトさんは将来的には東京にも出店したいとのこと。それはジャカルタで働いてた日本人が戻った場合の受け皿を用意する意味もあるといいます。

ジャカルタの日系美容室

今回インタビューを受けてくれた日本人スタイリストのお二人は、インドネシアという選択肢は全くありませんでした。そもそも海外に出たことすらないスタッフもいます。

また、ぼんやりと興味あることはあったにせよ、具体的に何をしたいとか、自分に何ができるのか、とか全くなかったそう。

でも、ただただヒサトさんに惹かれ、「なんだかおもしろうそう!」と、勢いで日本を飛び出しました。

そして今では美容の技術だけでなく、語学に家族に大きな収入、one pieceだからこそのやりがいも得ています。

インドネシア・ジャカルタの美容室

これから200店舗を一つの目標に店舗展開していくone piece。
そして想像できることは達成可能と言い切るヒサトさん。

雇用を生み、ローカルを育成し、インドネシアの美容業界を変えていくには、まだまだやらなければいけないことはたくさんあります。

ヒサトさんに少しでも共感できる方は、ぜひお話を聞いてみてください。

(更新日:2018年10月15日)

会社概要

社員数 100名(日本人スタイリスト男性3名、女性2名/ローカルスタイリスト30名/ローカルアシスタント50名/オフィススタッフ15名)
平均年齢 26.5歳
坪数 クマン本店:160坪
セントラルパーク店:146坪
クラパガディン店:112坪
パクボノ レジデンス店:
鹿児島店:
セット面 クマン本店:20面
セントラルパーク店:20面
クラパガディン店:14面
パクボノ レジデンス店:
鹿児島店:
店舗数 5店舗
お客様年齢層 10〜20代:25%
30〜40代:50%
50代〜:25%
お客様国籍比 インドネシア人:60%
日本人:20%
その他:20%

募集要項

  
募集ランク スタイリスト
雇用形態 正社員
資格 美容師免許
勤務地 ジャカルタ/インドネシア(3店舗のいずれか)
勤務時間 10:00〜22:00(シフト制)
給与 2,200万IDR(約184,000万円 ※2017.7.27時点のレート)〜 後にコミッションベースの選択肢もあります。
コミッションは、売上の15%/物販の7%
昇給 無し
賞与 無し
交通費 社用車による送迎あり(店舗による)
福利厚生 保険完備、出勤・退勤時の社用車による送迎(店舗による)
各種手当 住宅手当(上限500万IDR)、VISA取得費用(全額支給)
休日 週1日
夏期休暇 無し/1年後から年12日の休暇
冬期休暇 無し/同上
その他待遇 社内講習会・社外講習会、独立支援制度、社内イベント、ビザ取得サポート、住宅探しのサポートなど
選考プロセス 下記「問い合わせ・応募」ボタンより応募→書類選考→面接→採用

この求人に応募する

お問い合わせ・ご応募は下記よりお願い致します。選考の上ご連絡致します。

就職祝い金 : 10,000円

  • 1週間経っても返信がない場合は、再度お問い合わせフォームよりご連絡をお願い致します。
  • 取得した個人情報は採用選考にのみ使用致します。
  • 不採用についてのご質問はお答え出来かねますのでご了承ください。
  • 就職祝い金の贈呈は、1ヶ月以上の勤務の確認が取れましたらお振込します。
  • 就職祝い金の申請はこちらからお願い致します。
お名前
フリガナ
メールアドレス
電話番号
郵便番号
住所
性別 男性女性
生年月日
年齢
志望動機
経験年数
学校名
勤務開始可能日
自己PR・質問など